「事件」

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たまに小説本。

まー、たまたま昨日、ブックオフ三軒茶屋店さまで見つけた本。

記憶に残っている本です。

たしか、大学に入って一番最初に受けた、文○法学のレポート対象の本でした・・・・。教官は某6本先生でした・・・。

まー、ようするに、この本を読んでレポートを出すというのが課題だったのです。

まー、レポート締切ぎりぎりになって生協書籍部にいったら当然売り切れで、しかたなく、本を読まずにレポートを提出した記憶があります。

文学と政治とか、リアリズムがどうしたとか、そういったごく一般的な話を書いて提出しました。まー、まったく法学とは関係のないレポートだったのは確かです・・・・。

なんか、しばらく前によるテレビを見ていたらこの小説を原作とした映画をやっていので、あらすじは把握していましたが、あらためて読んでみると大変な作品であります。
全編ほぼ、法廷の場面で、主尋問、反対尋問・・・という当事者主義のなかでの弁論が活写されており、戦後の集中審理方式の問題点とか、検察の公判部と刑事部の対立とかの問題点も描き出されています。

たいへん刑訴法の勉強になる小説です。

裁判員制度についての前提知識として刑事裁判の流れについて知りたいという方にはおすすめの小説であります。