「今日は再び来らず」

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ということで、城山三郎先生の本。
城山先生というと、「役員室午後三時」とか「総会屋錦城」みたいに、経済界の暗部を描いた小説群と、徳川慶勝を描いた「冬の派閥」とか広田弘毅をえがいた「落日燃ゆ」とかの歴史上の偉人についての小説群がしられています・・・。

しかし、この小説は、ようするに、いまから20~30年前(もっと前かも・・・)の受験戦争と大学入試予備校の実像を描きだした小説です。

S、K、Yそれぞれをモデルとした予備校がでてきて、ある講師がその3つをわたり歩くという小説なのであります・・・・。

まー、それぞれの特徴を描きだしていて、元受験生の人にはぜひ一読をおすすめするものであります。

感想としては、昔は、予備校の先生って人気商売という要素もあったけどそれなりに真面目な学生相手に講義をするという感じだったんだなと思ったのです。

今日もビールを2リットル飲んでしまったのでまう寝ます・・・・。