川島武宜先生「ある法学者の軌跡」

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ということで、なんか最近つづいている偉いT大教官(昔は、教授、助教授、講師などの
総称してこういったのですが、法人化してからはどういっているのでしょうか・・・、ちなみ
に「偉い」は教官を制限的に修飾する)がお書きになった本シリーズ・・・。

大御所川島先生です。昔から不思議におもっていたのは、川島先生という方は、なぜ、我妻先
生のように教科書をお書きにならなかったのかということ。確か民法Ⅰというのは出ているの
ですが、そのあとは出ていないし、法社会学の教科書も先生がまとめられるのが、一番よかっ
たわけです。

この自伝的な本を読んで初めてわかりました。
簡単にいうとこういうことなのです。先生が退官される何年間かは東大闘争で、研究室が占拠
されてしまったことがあるのです。当然、研究室にある資料は参照できず、まー、いろいろ大
学が混乱していて研究どころではなかったのです。それどころか、研究室を占拠していた学生
が、貴重な資料とかノートを廃棄したのです。まー、それで先生は学生不信になったそうです
加えて、大学紛争のとき、試験がなくなってレポートで単位を認定しようとしたところ、人
のレポートを写して提出するという学生が後をたたなかったそうです。しかもそれを呼び出し
て追及しても謝罪する学生はまれだったそうです。それが先生の学生アレルギーに拍車をかけ
退官されてからも他の大学にはいかなかったのです。あー、なんたる損失でありましょう・
・・。

前者の研究室資料廃棄については、当時、法研のたてものを占拠していた白ヘル中■派さんた
ちのせいであります。後者のレポートについては、まことに恥ずかしいとしか言葉が見つかり
ません。そんなやつは除籍にしたほうがいいのではないかとほんとに思います。法律を学ぶ資
格はない。

昔は、学生大会でストライキを決議すると、自治会の委員長や学生大会の議長は除
籍になりました。のちに復学されたものの某三権の長もそうだったそうであります。どう考え
てもそれよりは、レポート写しのほうが恥ずべき犯罪的行為であります。まー、写すにしても
ばれんように、ちょっと変えるとか、それぐらいの知恵ぐらいは働かせないとT大生とはいえ
ないのではないかと思います。

まー、最近思いますが、大学って本当に勉強したい人だけがいくところにしたほうがいいでは
ないかと思います。いらん大学や学生が多すぎるんではないでしょうか。ぜひ事業仕分けでや
ってほしいものです。

まー、民主党の議員そのもののなかにも予算の無駄遣いでしかないいらん大学でいらん学生だ
った人も多いのでなかなかできないでしょうが・・・。