世襲問題ふたたび

ということで、なんかニュースをへろへろと見ていたら、「自民党世襲禁止は次期総選挙はやめた」みたいなニュースが流れております。
まー、これで、小泉ジュニアもすくわれるわけです。

そのうち、そういった問題があること自体がうやむやになるような気がします・・・。

まー、最終的には国民の選挙でやることですから、親がだれだろうが、文句はないわけです。
しかし、せめて党内の手続きで、ちゃんと公募をしたほうがいいんじゃないかと思うのです。

そういうことをいうと「党内で誰を公認しようが勝手だ」といわれるのですが、政党助成金だって税金から出ているのです(某K産党はもらってない)。公党としての責任として、候補者の選定からちゃんとオープンにするのが筋だと思います。

かえりみすれば、朝鮮民主主義人民共和国では、金正日総書記の3男の方が次期指導者に決まったようです。世間では、「世襲なんて時代錯誤だ」といわれているようですが、少なくとも、世襲議員だらけの自民党の議員や自民党の支持者にそういったことをいわれる筋合いもないと思う今日この頃です(一応いっておくけど、べつに私は、朝鮮民主主義人民共和国を支持しているわけではない、自民党政権と同等かそれ以上に人民の願いとねじれの位置にある政権であることは確かだと思っております)。

二世といってもすぐれた人もいるわけです。
社会党でも、横路さんとか山花さん(3代目がいま民主党からでている)とかいろいろいました。そういえば、江田五月氏だって二世なわけです。結構、革新陣営でもそういったのはあるわけです。ある昔私と仲のよかった組合活動家が「やっぱり組合員の中には、権威主義的なものがあって、血筋が良いとか、東大出てるとか、弁護士だとなると選挙で票を入れようと考える人もまだいる」(いっときますけど、この3人がそれで当選できたといっているわけではない、この3人は別に二世でなくとも十分活躍されたはずです)といっていました。悲しいことです。

なんか、そういったラベリングに頼らずとも、政治家の真贋を見分ける方法というのはないものでしょうか。これがはっきりしない限り、いつまでたっても世襲問題はなくならないと思うミラーであります。