顧客情報の漏えい。

ある証券会社の部長代理という重責をになうものが、顧客情報をもちだし、名簿屋さんに売るという事件がおこった。みっともないことである。

まー。結構、まだまだ情報に関する価値が低いと思うが、実は大変なことなのである。
以前、私が勤務していた、某L社では、なんでか忘れたけどトップ自らが、情報セキュリティーの研修の講師をなさったことがある(もちろん事前収録のVクラスだった)。
いまでもおぼえているが、「たとえ、当社の金庫から100万円盗まれてもなんの問題もない、しかし、もし、名簿が入っているパソコン一台盗まれたら大変な損害だ」。という説明でなるほどなと思ったことがある。

だいたい普通の会社で100万円、カギをかけてない引出においといたりしないだろう。金庫を使ったり厳重な管理をするはずなのである。

まー。要するに金より情報は大事だ。ということなのである。
だいたい、顧客情報がいったん漏洩したら、インターネットとかに出まくって、それを全部消すことは不可能なのである。

やっぱり、ちゃんとせなあかんなと思うのである。

金融機関の横領の最高記録ってしらべたことがないが、たぶん10数億円が最高だと思う。日本では。Mずほの13億円というのがしばらく前にあったような気がするのである。
ひょっとしたら、個人情報の漏えいってそれ以上のマイナスを会社にもたらすのではないかと思う。
でも、金と違ってコピーができるのが恐ろしいところである。こういったことが続くと、「悪させんように監視しまくる」というパラダイムになって仕事がやりにくくなるのはいやだ。

なんか、データをコピーするときは、パスワードでなくて指紋認証にするとか、システム的な対応をもっと精緻にすることはできないのだろうか。いたちごっこなのかもしれないが・・・。