オバマ大統領

オバマ氏という方が合衆国大統領に当選したのである。

アメリカは人種による差別がないといいながら、実は、アフリカ系としては初めての大統領なのである。

私の期待としては、なんとか不況をしてほしいということと、世界中でやっているアメリカが関与している戦争をやめさせてほしいということである。

実は、私は、オバマ演説集というCDつきの本を買ってしまったのである。まだ全部はよんでいないが・・・。

読んでみて思うのは、オバマ氏の政治についての志の高さである。

翻って我が国をみれば、オバマ氏ほど高い志をもって政治を行っている政治家がいるだろうか。

政治というのは家業ではなくて、「志業」として行いたいものである。

三角大福中 という自民党の時代があったのである。その時のリーダーは、みんな、戦後の焼け野原の中、あるものは官職をなげうち、あるものは、外地から引き揚げ、たいへんな苦労のなかで、選挙に出当選してきた人なのである(三木武夫さんは戦前から選挙にでていたと思ったが・・・)

食うや食わずのときに政治を志したわけである。たしかに、利権を得ようというものがあったかもしれないが、それだけではあるまい。みな、利権をむさぼろうと思えば、政治家にならずに、官僚のままであったり、実業家のままであったりしたほうがよかったかもしれない。

この焼け野原の日本をなんとかしようと決意したのだと思う。

今の日本は、確かに建物はたっている。しかし、サブプライムで内実は戦後すぐの焼け野原とおなじくらい経済状態なのである。

一国民としては、「俺がなんとかする」という政治家の出現をまつばかりである。