厚労省事件に思う。

数日前からマスコミを騒がしている、厚労省関連の殺人、および殺人未遂事件のことを考えたい。まず、亡くなられた方の冥福をお祈りするとともに、けがをされた方の回復をお祈りする。もし、この事件が旧厚生省の官僚を狙った事件であれば、大変なことである(もし、そうでなく、偶然のタイミングでそれぞれの事件が起こったとしても大変なことあるのは当然である)。さいたまの事件で亡くなられた次官OBの方と中野でその奥様が被害にあわれた次官OBの方ご両名とも年金の専門家であるらしい。たしかに、いま、年金のずさんな事務処理が問題となっており、2人とも次官だったのであるから責任を負うべき立場であることはわかる。しかし、だからといって、命をとられるほどの責任ではないと思う。当然、犯人は殺人という大罪をおかしたのである。すみやかに捕まえて厳罰に処してほしい。
私がおそれるのは、これで厚生労働省に入りたいという優秀かつやる気にあふれた公務員志望者が減少することである。
いまより、公務員の質が下がることを恐れる。そうならないためにも、犯人はぜひ捕まえてほしいし、二度とこんなことのないように犯罪防止を考えたいものである。