解散問題。

解散問題。

ということで、珍しく政治の話。
昔は、私も選挙にでも出ようかと思っておった時代もありますが、最近そういった野望もなく、のんびりと過ごしておりますが、政治については日々関心があります。

どうも解散時期は延びるようであります。そうすると大変なのは、候補。選挙事務所を借りる期間も伸びるでしょうし、臨戦態勢を継続するためにはコストが必要です。

案外、取り上げられないのが、選管の事務手数。いつ解散になるかわからないのですから、会場もおさえられないでしょうし、選挙用の印刷物の発注もできません。なにより困るのは、選挙作業に日曜出勤を
余儀なくされる公務員の方。11月の休みなんて、家族旅行とかいろいろ計画があるだろうに、それが立てられないでしょう。

そういった地方公務員の方の多くは、自治労、あるいは、自治労連様の組合員。「休みが確定せずふざけんな」ということで、組合側の選挙に対する意欲も盛り上がるに違いありません。結局自民党に不利な
ことになります。だから、早く日程だけでも決めたほうがいいと思いますが・・・・。

そういえば今朝テレビをみて気になったのが、石井一民主党副代表。

ある連立与党について、テレビ朝日で「バイ菌みたいなもの」といったわけです。(これは、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000030-jij-polで報道されている公知の事実で決して私の意見ではありません)。私も別にその政党のことは支持していないのですが、公党にたいして、しかも、それなりに国民から投票をいただいている政党にたいしてバイ菌呼ばわりするとは、民主主義を否定する考え方であります。たしかにその政党の政策や、政治行動に問題があるかもしれませんが、それはそれとして、国民に是非をとえばよい話で、バイ菌などと切り捨てるのは言語道断であります。
最近、中山前国土交通大臣にも同じものを感じました。日教組というのは、いろいろ問題がある行動があるかもしれませんが、日教組というのは、労働組合(及び地方公務員法の職員団体)をその下に置く組織なわけであります。これを否定することは、団結権を否定するにも等しいわけです。しかし、中山前大臣は、「日教組をぶっつぶす」と明言しているわけです。ちゃんと法律で認められた団体を、一国の大臣がぶっつぶすと宣言しているわけです。集会、結社の自由はどこへいったのかと思うわけであります。

他人や他の組織と考え方は違うが、それを止揚するためのプロセスが民主政ではないかと思います。
中山前大臣や石井一副代表というのは、自分の異論は存在を認めないという、大政翼賛会的思考をお持ちなのかなと思う次第であります。

人間関係だって、「あほ」とはいってもいいかもしれませんが、「死んでまえ」というと人間関係は終わりなわけであります。たがいに「あほ」といいあえる社会でありたいと思う今日この頃であります。