そもそもなんで法律ってなんだ。

この間なぜか問題意識をもっている法教育。

この間、おこさんたちに聞くと、「なんか法律を細かくしっていると得する事があるみたいだから勉強したい」とか、「大人から理不尽なことをされたときに対抗したい」とか、即物的、形而下的イメージがあるようである。
たしかに大人向けの本でも「こんなにある法律の抜け穴」的な本は昔からでて、それなりに売れている。
しかし、法律ってそういった「ちょこまかした技」が本質なのか。わたしはさにあらずだと思いたい。

そういったことをきっかけにふかぶかと「自分はなんで法律を勉強しようと思ったのか」ということを考えた。

そういえば、別にわたしは、法律を勉強しようと思って法学部にいったのではなかったような気がする。
政治学を勉強しようと思っていたのである。結局、途中で転類してしまい、「政治」は勉強しても政治学はあまり勉強しないまま卒業してしまった。

まわりに人に聞いても、なんで法律を勉強しようと思ったのかは、なかなか答えるのに難しい問題のようだ。

昔、大学の時に○○学研究会というサークルに属しており、「○○学とはなにか」とか、そもそも「なぜ○○学を研究するのか」といったことばかり議論していたような記憶がある。ある尊敬すべき学友であるMさんが、「やっぱり、研究しているのが楽しいとか、自分の趣味にあうとか、そういった動機の研究があってもいいのではないか」というような趣旨のことをおっしゃったが、当時は、「教条主義者」であった私は、「そういった個人主義的な動機で研究するようなことは全然だっめっなんだ(当時の口癖)。社会を変革するために○○学を研究すべきであっるっ」といった記憶がある。

いまとなっては、法律も(ちなみに○○学は法律とはあまり関係ない学問であった)自分の趣味でやるとか、法律を勉強するのがなんとくなく楽しいとか、理屈をこねるのが、自分の性にあうとかういう動機であってもいいのではないかといまになってもは思う。Mさん、当時は、人の話をきかずに申し訳ありませんでした。