あー。医療への貢献おつかれさまでした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000009-ryu-oki

沖縄県においては、医介輔という制度がある。これは、米軍占領中に医師不足を補うため、戦時中の衛生兵経験者の方などを医介輔という医師の代理みたいな資格を与えたのである。沖縄返還後もそのまま業務に制限はあるのかもしれないが、一定の医療行為を行えるような制度だったのである。以前一度このブログに書いたことのある沖縄弁護士と同じようなどである。上記の記事によると、最後の医介輔の方が引退したのである。まずは、引退した医介輔の方にこころからおつかれさまといいたい。
こういった制度があることを寡聞にして私はしらなかったのだが、これからの医療を考えるにあたって示唆にとむ制度ではないか。
いつも思うのだが、医者不足といわれているがそんなに簡単に増えないし、地方で勤務する医者は増えないのではないか。それであれば、医介輔のような地域と取扱い業務に制限のある医療専門職をつくれないだろうか。
よく聞くのは、高度診療を施すべき大学病院などに風邪ひきとか単純な病気の人が多くあらわれ、本来の高度医療をやるべき時間が減っているということである。そうであれば、単純な医療行為は準医師にみてもらうということも可能な制度にしてはどうか。
こういったことを書くと、病に単純なものはない。風邪だと思ってもそれが大変な病気のサインのこともある。そういった病を見逃してしまうのではないか。
たしかに、そういったデメリットもあるが、いまの医師不足を解決することによって得られるメリットとの比較衡量で考えるべきでアプリオリに準医師的なものが悪いとはいえないのではないか。
医師を増やすといっても医学部6年。研修2年というのでは、大変だ。戦前の医専のような促成養成があってもいいのではないか。

いまのわくぐみではなくても医師不足のためにもうちっと柔軟に医療専門職のあり方を考えたいと思う。